IT技術の向上には英語が必須?
正直なところ英語は一番嫌いな科目でした。今でも苦手意識は強く残っています。ですから、最初のうちは、日本語でDrupalの情報を探していました。そんなときに“The Fool on The Web”さんの『頼りになるdrupal.org』という記事を見つけました。その中に『自分のアカウント(管理者アカウント)の言語設定を英語にすると便利です。』というくだりがあります。
実は、私も、SAPのお守りをしていたときに、似たようなことを経験しました。お断りしておきますが、SAPは、電話でもメールでも、日本語で対応してくれます。ただし、電話やメールでは歯がゆくなってくることがあります。しかし、何とか自力で解決しようとしても、日本語のエラーメッセージでは、SAPのドキュメントを、うまく検索できません。SAPの言語を英語に変更し、英語のエラーメッセージを確認してから検索すると、色々なドキュメントが引っかかります。その中には、日本語化されているのも含まれています。私は英語が苦手ですから、先ず日本語のドキュメントを調べ、それでも問題が解決しなければ、英語のドキュメントを調べていました。そして、今から振り返れば、自分で調べだしてから、SAPというものが分かってきたように思います。
そこで、“The Fool on The Web”さんのおすすめに従い、自分のアカウントの言語設定を英語に変更しました。しかし、英語に切り替わりません。色々試しても、無駄だったので、『頼りになるdrupal.org』にコメントを書き込みました。“The Fool on The Web”さんからは翌朝に回答があり、Drupalのフォーラムに掲載されているパッチを紹介して下さいました。そのときは、パッチの当て方も知らなかったので、多少苦労はしましたが、無事英語に切替えられました。フォーラムを利用するようになったのはそれがきっかけです。
今では、何か分からないことがあれば、drupal.orgを検索します。検索しても見つからなければ、質問を書き込みます。私の英作文はへたくそですが、同じようなことを書いている文書を探し、見よう見まねで質問を書き込みます。今まで2回投稿しましたが、ちゃんと返事をもらえました。一つは、xmlsitemapが出力するサイトマップのMIMEタイプが、text/htmlになっていたので投稿しました。対応がぞんざいだなとは思いましたが、とにかく修正してくれました。まもなくxmlsitemapの改訂版がリリースされたので、忙しかったのかもしれません。もちろん改訂版ではMIMEタイプはtext/xmlに修正されていました。もう一つは、多言語化に係わるバグで、日本語の中にvideoタグを埋め込むと、flash videoが表示できませんでした。この件に関しては、キリル文字に係わる記事に、パッチが掲載されているのを紹介してもらいました。私は、検索文字列にunicodeを入れていたので、この記事は引っかかりませんでした。関係者でないと、この記事を見つけるのは難しいかもしれません。
今では、Drupalに関することを、日本語で検索することは、ほとんどありません。情報量が圧倒的に違うので、日本語で検索しても意味がないからです。しかし、Googleのマウスオーバー辞書がなければ、英語でDrupalに取り組む気にはならなかったかもしれません。マウスオーバー辞書を有効にすれば、英単語にマウスカーソルを乗せるだけで、簡単な和訳が出てくるので、私のように英語の語彙の乏しい者には、大助かりです。
今では多言語化の技術が進歩し、エンドユーザ向けの画面を日本語化できないソフトは、ほとんどありません。従って、海外のソフトを使う機会は、今後も増えていくでしょう。メジャーなソフトのUser's Guideは日本語化されます。しかし、Developer's Guideが日本語化されるソフトは多くありません。しかも、今や、最新かつ最大の情報源は、フォーラムです。確かにフォーラムの記述は体系立っていないので、概念や仕組を理解するには向いてません。しかし、トラブルを自力で解決するには、必須です。そして、自力で何とかしようと努力するから、技術力が向上するのです。
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